ロマチェンコが負けた…
ロマチェンコと言われても、ピンとこない人も多いかと…
ボクシングのチャンピオンです。とんでもなく強いです。
でも、先日の試合で判定負けでした。
ボクシングの勝敗って、ノックアウト(KO)または判定で決着をつけます。
ノックアウトの決着は誰の目で見ても明らかですが、判定での決着は時には揉めたりします。
実は判定での決着に、6通りあるのは知っていますか?
採点専門の審判が得点をつけて、合計点の多い選手に1票与えられます。
合計点が同じなら、どちらの選手も1票もらえません。
その審判は3人います。
3人の審判から2票以上獲得すると、試合の勝者となります。
2票集めることのできる選手がいなければ、その試合は引き分けとなります。
その3票の振り分け方で、6通りの試合結果があります。
2人の選手A、Bとします。
3人の審判が全員Aを支持するのを「ユナニマス・デシジョン」
新聞などでは「3-0」の判定と表記されます。
2人がAを支持し、1人が引き分けとするのを「マジョリティー・デシジョン」
同じく「2-0」と表記されます。
2人がAを支持し、1人がBを支持するのを「スプリット・・デシジョン」
「2-1」の判定と言われます。
続いて、引き分けですが…
3人の審判が全員引き分けとした場合を「ユナニマス・ドロー」
「0-0」となります。
1人の審判はAを支持、他2人は引き分けとすると「マジョリティー・ドロー」
「1-0」と表されます。
1人はA、1人はB、もう1人は引き分けとすると「スプリット・ドロー」
「1-1」となります。
場合の数のようで、面白いです。
この「○○・デシジョン」「□□・ドロー」とかを知っていると、少し知ったかぶりができるかも…です。